どんな練習をするかについて。
名古屋駅前ボイトレ&ギタースクール F studio 代表、ギター講師、演奏家の古田竜之介です。本日は、僕が普段どんな練習をしているかについてお話ししていこうかなと思います。どんな練習をするかというより、楽器の演奏に対して、どんな取り組み方をしているのかって言う方が近いですね。まずは誰がの耳コピーです。ジャズ洋画とトランスクライブと言ったりもしますね。これはジャンルによって結構やり方が違います。僕の場合は。SNSで耳コピはある程度弾けたらオッケー派か、グルーヴ感やニュアンス、アナライズまでしっかり行う派か2種類に分かれるよね、みたいな投稿を目にしました。僕は基本的にはしっかり行った方が良いかなぁと思う方ですが、正直ジャンルやスタイルによる、場合によりけりっていう感じが1番近いかなと思います。例えば、ジャズのトランスクライブ、ソロでもコードワークでもいいですが、こちらはしっかり細かいとこまで耳コピーしたほうが絶対いいかなと思います。ニュアンスやフレージングも大事ですが、何より、トランスクライブするミュージシャンのリズムの捉え方、コードの動き方、ソロはコードに対してどのようにアプローチするか、かなりしっかり分析しないと、自分のものにはなりにくいです。僕の場合は結構しっかり譜面におこすほうですが、これは人によるかなと思います。覚えるまでやるよ!と言う方もいらっしゃいますし、曲全体ではなくて、1部をコピーする好きなとこだけコピーするって方もいらっしゃいます。それも場合によりけり。その曲全体の構成が大好きなら、1曲まるまるコピーしたほうが良いし、ソロだけコピーするのもありだと思います。ソロの中でも好きな部分だけってのもあり。バッキングに関しては、ワンコーラスぐらいはやっとくといいかなぁと個人的には思います。大切なのは、ソロに対してどのように反応しているか。あとギタリストの場合、いかにピアニストの演奏とかぶらないか、邪魔にならないか、被ってても心地よく聞こえるのはなぜなのかなど、やっぱり分析しながらコピーするのは良いことかなと思います。
ロックやポップスは、僕の場合、好きなとこだけコピーするっていうのが多いです。1番多いのはリフをコピーする。かっこいいリフが作れるギタリストっていうのが最強!てのは、常日頃から思っていることです。僕個人的に思っていることですが、リフを作るのってすごい難しい。だからかっこいいリフはなるべくコピーしておく!
特にファンキーなリフはかっこいいですね。マイケル・ジャクソンの楽曲の中でポール・ジャクソンジュニアが弾いているリフなんかは本当にかっこいいです。日本人だとやっぱり布袋さんかな。布袋さんは結構プロデューサー気質なところがあるっぽいですが、とにかくリズムギターはすごくかっこいい。B’zの松本さんともまたちょっと違うんですよね。どっちもかっこいいリフを作るけれども!!
あと、コピーとは違うんだけれども、この人のこの演奏テクニックは使えるようになりたいな、なんて思ったりしたら、その人のコピーはほどほどにして、そのテクニックをかっこよく使う方法を自分で考えたりします。最近僕が凝っているのはダブルストップ。
【ブルースギター】オルタードとダブルストップ。〜Ibanez semihollow & Marshall amplifier〜
コーネルデュプリーさんの影響ですかね。あそこまでファンキーにはとても弾けない。でも、ソロやバッキング、それこそリフに使える!かなり汎用性が高い。しかも種類も多いですね。ピックと指でパキパキ鳴らすのもいいし、ピックだけで、カッティングするのもよし。ブロックコードやドロップボイシングに加えて、いろんなタイプのダブルストップを使えるようになればかなり演奏の幅は広がるかなと思って。今色々と試し中です。こういう試しというか試行錯誤って時々失敗もするんですけども、それはそれで良いかなと思います。失敗っていうのは、結局練習しても練習しても、自分の演奏に活かし切れないっていうのが僕の今言った失敗の定義なのですが、別にアドリブでパッと出てくることだけを目指さなくてもいいかなと思うので。こんなフレーズが弾けるになりたいなぁと唐突に思ったときに、前何かで練習したことがあるような演奏方法が入っていたとしたら、圧倒的に、そのフレーズはクオリティーが高くなるかなと思うので。
エレキギターの場合、やっぱり出音がめちゃくちゃ大切かなと思います。これはピッキングニュアンスも大きく関わっていますが、やっぱりどんなギターを使っているのか、どこのアンプを使っているのか、どの種類のギターを弾いているのか、エフェクターは何を使ってるのかな。そんなことを考えるのが結構大切。
ギターのセッティングやアンプのセッティング、エフェクターのセッティング。この辺は結構難しいですけれども、やっぱり妥協できない部分でもあるかなと思います。音作りはめちゃくちゃ大切。ただ機材の知識にこだわって、ピッキングをおろそかにしてしまうのはもったいないかなと思うので、本番のことを考えて、もしくはもしライブに出るとしたらという仮定をして、どのように弾くのか、どんなセッティングで弾くのかを考えて練習することが大切かなと思います。