リハビリ編④ 定位脳手術から4ヶ月
リハビリの甲斐あり、アドリブソロは少しずつ思った音を出せるようになってきました。
症状で全く弾けなかった時から手術するまでに
行った、
かろうじて動く2本の指だけで
コードを追ってソロを弾くという練習のおかげで、
指板の見え方が少し手術前とは違いました。
今弾いている音がコードに対して何度の音なのか、
前よりもっと鮮明に見える感じ。
耳と限られた指で、音を追うということに専念した
(せざるを得なかった)一つの成果なのかなと感じました。
術後4ヶ月目で、はじめてジャズセッションに参加しました。
正直この時点、この時の手の状態で人前で演奏することは
精神的に負担になりますし、
急ぎ過ぎだと言われたりもしました。
私自身そう思うので、決して勧められませんが、
やはり一刻も早く復帰したい一心でした。
とても久しぶりの人前での演奏だったので、
とても緊張しましたし、
その後の指の調子、メンタルの調子も良くなかったので、
やっぱり無理はいけないなと反省しました。
でもそれなりに指は動かせて演奏できましたし、
これが復帰への第一歩でした。
その時の動画です。
演奏時の合併症の経過は下記の通りです。
*手に力は入らなく、コードが抑えきれない
一番しんどいのが、ドロップヴォイシングのコードを抑えること。
オープンコードもまだまだ押さえづらい。
これも相変わらず。
*指が自由に動かず、瞬発力なし。
これも相変わらず。
*まだジストニアの癖が残っていて、少し小指が曲がる
これはもう少し改善が見られました。
日常生活の中では下記の通りの経過でした。
*歩く時左足を引きずっていたが、足は少し上がるように。でも、つま先で引っかかりよく
つまづく。
*左側の距離感が分かりづらく、よく壁にぶつかったり足を打つ。これもまだ相変わらず。
*物を持つ時も左手で持つと落としてしまう。
これも変わらず。
*よく左側によろめくが、転ぶことはなくなる。でも疲れると転ぶ。
*口輪筋(口周りを動かす筋肉)も
左側だけ麻痺していてゆるゆるなため、左側の唇によく唾がたまったりする。
これも変わらず。
あまり症状は変わらずの4ヶ月目でしたが、
外に出る行動を起こし始めた1ヶ月でした。
本当にあくまで私の経験談なので、この焦って行動に移している過程は参考にはしない方が良いです!汗
なら書くなという話ですが…。
手術経験のある読者様は、ご自分のペースでゆっくりとリハビリを行なってください。
全く万全の状態状態でなくとも、
行動を起こしはじめると、
やはり環境が色々動いてくるという実感が、この後の数ヶ月でわかります。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!