リハビリ編② 定位脳手術から2ヶ月目

術後2ヶ月目。

相変わらず左半身の不自由が気になりますが、

すこーしずつ良くなっている感じはしました。




以前書いたかもしれませんが、

この左半身の不自由は

定位脳手術で焼いた脳の一部分の周りに水が溜まり、(火傷の水ぶくれと同じこと)

その水が脳神経を圧迫して起こる症状だそうです。


水は自然に抜けるものだそうで、抜ければ通常に戻るのだそうです。



診療の際には、演奏を完全に復帰させるには半年くらいかかるかなーと言われました。




今これを書いているのが半年目ですが、まだ左半身の不自由はありますし、演奏の調子もまだまだ戻りません。

人によりけりだと思いますが、一年以上はかかるのかなと思っています。






2ヶ月目の話に戻ります。



*歩く時左足を引きずっていたが、足は少し上がるように。


*左側の距離感が分かりづらく、よく壁にぶつかったり足を打つ。これは相変わらず。


*物を持つ時も左手で持つと落としてしまう。

これも変わらず。


*よく左側によろめくが、転ぶことはなくなる。でも疲れると転ぶ。


2ヶ月目で人から指摘されたことだったが、しゃべっている時や笑う時に左側の口角が上がらない。

口輪筋(口周りを動かす筋肉)も例に漏れず、

左側だけ麻痺していてゆるゆるなため、左側の唇によく唾がたまったりする。


車の運転などもするようになりましたが、

左手の握力がないのでハンドルを握りきれない為

過剰なほどガッチリ両手運転。



スニーカーも左側だけ底がゴリゴリ削れていく!< /span>



重いものは基本持たない。



疲れたら、転んで怪我をする可能性が高いので

すぐ寝る。



その様な生活でした。








続いて演奏面です。


下記はギタリスト寄りの観点での記述ですので、

他の楽器の方や、演奏家以外のジストニア患者の方の参考にならないかもしれません(・・;)



*手に力は入らなく、コードが抑えきれない

一番しんどいのが、ドロップヴォイシングのコードを抑えること。

オープンコードもまだまだ押さえづらい。


*全く指が自由に動かず、瞬発力はゼロに。

これも相変わらず。


*まだジストニアの癖が残っていて、少し小指が曲がる

これは少し改善が見られました。


*アドリブでも、頭で鳴っている音を全く演奏で聞かせることができない

これも相変わらず。


ジャズスタンダードの酒バラをテンポ120くらいでやってみるもあえなく撃沈。

ただ、私のルーツであるB.B.KingBuddy Guy的な演奏は戻りが早く、できる様になってきました。





運指のリハビリとして、

1ヶ月目でフォームの改善を図りながらクロマチック練習というものをやっていたのですが、

2ヶ月目からコードトーン、スケール練習に変更。



マイナー、メジャー、ハーフディミニッシュ、ディミニッシュ、マイナーメジャー7のコードトーン


ダイアトニックスケール、

(イオニアン、ドリアン、リディアン、ミクソミディアン、エオリアン、ロクリアン)


ミクソミディアン(♭9,#9,♭13)、

リディアン(♭7)、

メロディックマイナー、

ハーモニックマイナー。



これくらいのスケール休み休み、無理なく、

1ヶ月目で試行錯誤した手のフォームを意識しながら行いました。



どちらかというとスケールよりコードトーンの方が手が上手く動かせませんでした。

スケールより弦移動が頻繁な為だと思います。




音はエフェクト無しのクリーントーンで行っていました。

ギターはフルアコかセミアコで。





手への負担を減らす為、弦の太さを1148のものから 1046のものに替えて練習を行いました。




2ヶ月目のリハビリはこんな形でした。


2ヶ月目の演奏動画をインスタに載せておりますので、よろしければご覧ください。

https://www.instagram.com/p/Bxv5UrcAxMR/?hl=ja

https://www.instagram.com/p/Bxv5_qQA_ap/?hl=ja

https://www.instagram.com/p/Bxv-bUegEnx/?hl=ja



ここまで読んでいただき、ありがとうございます!