2024年、ありがとうございました!

名古屋駅前ボイトレ&ギタースクール F studio 代表、ギター講師、演奏家の古田竜之介です。
今日は本年の中で、思い出せる限りの自分の演奏の変化や衝撃的だった出来事について書いていこうと思います。
まずは、昨年まで、僕は親指にピックをはめて演奏するタイプのサムピック使用ギタリストでした。それが本年、普通のフラットピックに変えて、演奏するタイプのギタリストになりました。この変化によって、リズムや音色の変化がありました。ずっと使い慣れていたサムピックを手放すことによって、少しひきにくくなったフレーズもあったりしたのですが、逆に、自分が思い描いたフレーズをそのまま歌うように少し弾けるようになりました。リズムギターもサムピックを使っていた時より、かなりキレを出すことができるようになりました。ピッキングの仕方も、かなり変化して、音色はもちろんですが、グルーヴ感やリズム感がかなり変わりました。結構YouTubeやTikTok、 SNSで発信することによって、どのように人の耳に伝わるかということに気づけました。すこしフォロワーや登録者数、再生数等が上がった。何より、海外の方からお褒めのコメントをいただくことが多くなりました。これはとても大きなことでしたね。途中でフェンダーのミディアムピックから、ジムダンロップのJAZZⅢに変えました。この時も、かなりフレーズの自由度が上がりました。リズム、ギターやバッキングも良くなったように思います。そして、年末ですが、チョーキングをほとんどしないプレイを意識して、チョーキングを封印するという取り組みを行ってきました。指への負担を考えたものでしたが、かなり軽く弦をおさえることができるようになり、さらに、チョーキングをしなくなった代わりに、スライドを多用するようになったため、スライドの技術が上がりました。スライドのスピードコントロール、ビブラート。そして、何よりチョーキングをしないでブルージーな演奏するという縛りを設けることによって、ダブルストップにもかなり気を使うようになりました。自分が気に入っている演奏方法は、下手をすると、その演奏方法に頼りっぱなしになってしまうところがあります。それを一度止めてみるというのは練習として結構ありなのかなと思いました。後はギターの弦を少し太いものに変えました。もともとそんなに細い弦を使っていたわけじゃないのですが、もう少しコシのある音を出したくて、少し太い弦を今は使用しています。これに関しては、多分また戻したりするのでしょうが。こういう風に弾けるようになりたいという、強い指針があると、逆算して、練習方法がわかりやすくなったりするので、今でも、そういう試行錯誤を欠かさないようにしています。それは必ず生徒さんへのレッスンに生きていくものだと思いますので、レッスンの質も、来年ますますバージョンアップできるよう、できる事は全部やっていこうと思います。
本年聞いた音楽で1番衝撃的だったことは、やはり青山ブルーノートで聴いた、ジョン・スコフィールドの生演奏でした。本当にすごかった。生演奏といっても、やはり演奏者も人間ですので、調子が悪いこともあるのです。だから、正直、毎回感動するわけではない。それでも、ジョン・スコフィールドのトリオの演奏は本当に素晴らしかったです。特に印象的だったのは最後に演奏されたミスタータンブリンマンという曲と、途中に挟んだジャズスタンダードナンバー、コンファメーション。本当に歌うように、ジャズという、捉え方を間違えてしまうと、ジャンルの縛りのようなものをぶち壊すような自由なプレイ。本当に素晴らしかった。連れがいたのでグッと我慢をしていましたが、結構泣きそうだった。ノンアルコールビール飲んでいたので、ギリ大丈夫でしたが、アルコールを飲んでいたらアウトだったかもしれませんw 表参道の街中でばったりジョン・スコフィールド、本人に会って、写真を撮ってもらったのもとてもうれしかったです。
本年、もう一つ衝撃的だったというより、とても達成感のあったものは、名古屋駅前スクールにお越しいただいた生徒さんで、フォーカルジストニア、音楽家がよくかかってしまう脳神経の病気になってしまって、僕を頼ってきてくださった方へのレッスン。リハビリを教えて欲しいというその生徒さんの症状をいろいろな方法を使って、完治とはいかないまでも、かなり自由に指を動かせるようになったことでした。僕も、そのフォーカルジストニアと戦いながら、ある程度乗り越えて、今ここまで来ているわけなので、その生徒さんに、僕のリハビリのノウハウをお伝えできた、そして、ある程度の成功まで導くことができたのは、非常に嬉しいことでした。もちろん本年もお世話になったすべての生徒さん。名古屋駅前ボイトレ&ギタースクール F studio にお越し下さったみなさまに感謝申し上げます。本年は大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします!!!