自分の父親を見ておとなになった僕は!
はじめてかもしれませんが、身内のおはなし。
僕は父親をすごく尊敬しています。
息子の僕がいうのもなんですが、すごいひとです。
営業マンの父親は、よく出張に行っていたのですが、僕と弟が小さい頃は必ずおみやげを買ってきてくれました。
毎回そうだったのですが、今となってはあれ
自分のお小遣いから出してたんだろうなと思うと
すごく泣けてきます。
ただすごいのはそこだけではなくて、
出張先に必ず行きつけの居酒屋を選んで、
その居酒屋の店長や店員さん、
はたまたお客さんまで巻き込んで、
コミュニティをつくって
楽しんでいるような人だったことです。
これ、日本人として大人になるとマジですごいってことがわかります。
しかも、決してリーダータイプの性格ではないんです。
そのコミュニティは父親がいろんな人に声をかけて作られるので、
父親にカリスマ性があるように思えるのですが、
そのコミュニティで集まっている時、
中心にいるのは
父親じゃないらしいんです。
もともと控えめな性格なので、
ただニコニコして飲んでいるだけ。
これをどこでもやるんですよ。
一回社員旅行でドイツに行った時には、
短時間でむちゃくちゃたくさんのドイツ人と
仲良く肩組んだ写真撮って帰ってきました。
(もちろんドイツ語も英語も話せないです)
で、家にいる時は超フラット。
おいしいご飯とビール、あとゴルフができたら
最高ってかんじ。
ときどき仕事の電話がなると、
部屋をかえてびっくりするくらい大きくてハキハキ
した声で応対してました。
そして大切なのが、笑顔のこもった声でしゃべる。
今思うと、
声に表情をつけるのがめちゃくちゃ上手い。
幼い僕からみても、ダメなところなんて
勉強教えるのがヘタなくらいw
それも先生じゃないんだから当たり前と
思っていたので、ほぼ完璧だと思っていました。
そして、それがおとなってものなんだと思って
育ちました。
だから、僕が成人する頃には、
あれ?おとなってこんなダメなもん?
なんて思ったり。
それは周りをみたり、自分自身をみたりして
思っていたのですが、だんだんわかってきた。
これおれの親父がすげえんだな、と。
こどものころから印象に残っている父親の行動を
今真似してみると、本当にうまくいくことが
多い。
ぼくが父親になっても、こどもにこんな風に思わせることができるかどうかは全然自信がありません!